先日、研修生としてきてくれている谷間君、空君と三人で花見に、美山の里へ行きました。
空君の運転で鞍馬より花背峠を越え芹生の里へ。
昔ながらの曲がりくねった急な坂道は今では珍しく、これぞ峠道だ!と云う美しい山道でした。雪の残る峠を越えたところにある山里が芹生です。
「菅原伝授手習鑑」の四段目「寺子屋の段」で舞台となった奥深い山里です。あまりにも静かで村人が住んでいるような感じはしません。桜もまだつぼみの状態でした。芹生峠を越え美山の里へ、
美山は昭和30年代の日本にはどこもにでもあったはずの、懐かしい茅葺屋根のある風景です。田起しをする牛が何処かにいるのではないかと思えます。
村を挙げてこの里を守るには大変な決意が云ったことでしょう。
成長ばかりを追い求めず自給自足を胸にやって行けば、このように心豊かな村が存在できるのです。寒い日ではありましたが、入ったお店のストーブが暖かくうどんをおいしく頂きました。
美山1
公庄 武雄 の紹介
京友禅職人として40年、
日曜祭日は畑仕事に余念がない、今やセミプロくらいに成長、野菜については自給自足を達成している、サル、シカとの闘いに苦慮。
酒、読書、猫のクーを友とする。