京都・着物つれづれ

61回 京都染色美術展

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61回目を迎えた京都染色美術展を見に行ってきました。
昭和27年、京都の伝統工芸の発展と技術向上を目指し開催されてきた展覧会です。
染色業界の各企業が力を込めて作品を発表してきました。
今回はこの業界の不況をそのまま映すようにさみしいものでした。
以前は50店以上の企業が発表していましたが今回は15店しか出品していません。
出品されていた着物はそれぞれ力のこもった商品でした。
頑張っておられる企業の方々に感謝します。
今まで業界の中心であった問屋に頼らず、新しい進め方を築いていただきたいと願っています。
和装文化を愛されている方々はたくさんおられます。
問屋を外し流通を簡素にすればそれらの方々は必ず答えていただけると思います。
私も微力ながら一緒に頑張ってゆき、京友禅、和装文化を少しでも広めてゆきます。

公庄 武雄 の紹介

京友禅職人として40年、 日曜祭日は畑仕事に余念がない、今やセミプロくらいに成長、野菜については自給自足を達成している、サル、シカとの闘いに苦慮。 酒、読書、猫のクーを友とする。