着物染みカビ抜き・金彩加工

留袖、訪問着、長襦袢直し

参考価格 84,000円
訪問着は縫い紋はずし地直しをしました、全体も洗ってあります。 長襦袢は漂泊しましたので白くきれいになっています。

Before
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After
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Before
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After
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コメント

◇お客様からのご依頼

ご相談ですが、外して漂白して頂いた比翼と胴裏ですが、再利用するには寸法に制限があるのですよね。私の留袖(30年前のあつらえ)が昔式の白い着物と合わせて着ていた物で、比翼仕立てではないのです。この留袖に比翼をつけていただくには、この先ほどの生地では無理がありますでしょうか?こちらの寸法は今回仕立てて頂いた留袖よりは少し裄も小さいのですが・・・・

また、この比翼胴裏が無理ならば、新しい生地でつけて頂くと仕立て代はいかほどになりますでしょうか?

 

お客様とのやりとり

Y 様
メール有難うございます。
比翼だけをつけますと1万5千円が仕立て代金です。
生地は私の手持ちのものがあります。
胴裏も変えると全てほどいて仕立て直しになってしまい5~6万円かかります。
30年前のあつらえの留袖ですと、あとの事まで考えますとそこまでしておくのもいいと思われます。
解き、羽縫い―洗い張り―仕立て直し……この工程になります。
宜しければ小さく畳んでお送りください。
よろしくお願いします。

こちらは急ぎませんのでお返事頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

納品時のメール内容

Y 様
この度も公庄工房をご利用くださり有難うございます。
お預かりしています留袖、訪問着、長襦袢直し出来上がりました。
留袖、
金彩―比翼仕立て―洗い、仕上げ
この工程をたどりまして4万5千円。
訪問着、
縫い紋はずし―地直し、洗い―部分仕立て
この工程をたどりまして1万5千円。
長襦袢、
漂白―プレス仕上げ
この工程をたどりまして1万8千円。
合計金額(消費税を含みます)8万4千円になりました。
留袖は上品な品質の金彩を必要な部分にだけ入れました。
金彩は京友禅の着物にとって最後のお化粧です。
人それぞれお化粧の仕方はあると思いますが、留袖にはこれくらいのお化粧はあってもいいと思います。
訪問着は縫い紋はずし地直しをしました、全体も洗ってあります。
長襦袢は漂泊しましたので白くきれいになっています。
この着物を私のHP京友禅公庄工房に掲載のお許しをお願いします。
見て頂いた方に、金彩を加えた効果をよく御理解して頂けると思います。
有難うございました。
今後とも公庄工房をよろしくお願いします。
お客様とのやりとり

Y 様
メール有難うございます。
比翼だけをつけますと1万5千円が仕立て代金です。
生地は私の手持ちのものがあります。
胴裏も変えると全てほどいて仕立て直しになってしまい5~6万円かかります。
30年前のあつらえの留袖ですと、あとの事まで考えますとそこまでしておくのもいいと思われます。
解き、羽縫い―洗い張り―仕立て直し……この工程になります。
宜しければ小さく畳んでお送りください。
よろしくお願いします。

 

お客様からの返信内容

お早うございます。
仕上げて頂いた留袖、金をまとってとても素敵になりました。金が主張しすぎた感じが全くなくて元からそこにあったように馴染んでいるのは
職人さんの腕なのでしょうか、素晴らしい、の一言です。
比翼をつけて頂いたので使いやすくなりましたこと 嬉しく思います。
またこの留袖に合わせていた白の襦袢は 以前着物のクリーニング業者に出してお金をかけたのに「綺麗には落とせません」とシミだらけのままで帰って来たものです。悲しくてがっかりしたのですが母が持たせてくれたもので捨てられずタンスに戻したまま着ることができなかったのです・・・
それが今回公庄様に綺麗な姿にして頂いてまた合わせて着ることが可能になりました。この襦袢は喪服にも寸法が合わせてあるので本当に
助かります。留袖や喪服は人の目につく場での着用になりますのでこれでやっと自信を持って着ることができます。
訪問着も公庄様の手にかかってしなやかになりました。
お願いする前はごわごわした感触でしたが 絹本来の風合いが感じられます。
今回もお世話になりまして有難うございました。皆様に見て頂けたら素晴らしさが分かって頂けると思いますのでどうぞ。
末筆ではございますが ますますご健康に留意されましてご活躍くださいませ。

● 工程(留袖)
1、金彩
2、比翼仕立て
3、洗い、仕上げ

● 工程(訪問着)
1、縫い紋はずし
2、地直し、洗い
3、部分仕立て

● 工程(長襦袢)
1、漂白
2、プレス仕上げ