参考価格 90,000円
留袖は御希望にそって金彩、銀彩を加え最後に金駒刺繍を入れました。 かなり豪華に仕上がりましたが本来この留袖はここまでの手を加えるべき留袖だと思います。
◇お客様からのご依頼
公庄様
先程はお忙しいところ、駅までお迎えくださり誠にありがとうございました。
留袖の金駒刺繍、金彩、銀彩よろしくお願いいたします。
少しでしたら、予算を超えても構わないです。
息子、姪、甥合わせて後8回は着る予定です。(全員結婚したらですが)
直接お話させていただいて、公庄様のお人柄に触れることができ安心してお任せすることができました。
訪問着の袖のシミ取りも、合わせてお願いしたいと思います。
裏地を替えないとだめのような気がします。
お送りしますので、よろしくお願いいたします。
時間がなかったので、すぐに大阪に戻りましたので、今晩の雨で桜が散ってしまわないように祈ります。
お客様とのやりとり
T 様
御来訪有難うございました。
お預かりしました黒留袖写真添付します。
携帯で写しましたのでぶれています、すみません。
責任を持ってお預かりします。
模様に金、銀彩を加えポイントには金駒刺繍を入れ豪華になるように仕上げます。
お見積金額8~9万円位になります。
かなり豪華にできると思います。
よろしくお願いします。
納品時のメール内容
T 様
この度は公庄工房をご利用くださり有難うございます。
お預かりしています留袖直し、訪問着シミ落とし出来上がりました。
留め袖
解き、羽縫い―洗い―シミ、汚れ落とし―湯のし―金彩―金駒刺繍―仕立て直し
この工程をたどりまして9万円になります。
訪問着
訪問着袖裾のこわばった汚れはガムが原因のようです。
袖部分解き―シミ、汚れ落とし―袖仕立て直し―プレス仕上げ
この工程をたどりまして2万6千円になります。
合計金額、消費税を含みまして12万5千円になりました。
留袖は御希望にそって金彩、銀彩を加え最後に金駒刺繍を入れました。
かなり豪華に仕上がりましたが本来この留袖はここまでの手を加えるべき留袖だと思います。
この留袖が出来た当時は、着物がよく売れた頃で最後の仕上げを待たず出荷されたのではないでしょうか。
訪問着の袖部分胴裏はこわばっていたものは落とせませんので取り替えて仕立てました。
全体も手洗いしプレス仕上げをしました。
これで以前の様に着て頂けるようになりました。
アベノハルカス画廊での息子直樹の展覧会を見て頂き有難うございます。
一度だけの人生を悔いなく楽しんで生きていってもらいたいと考えています。
また機会がありましたら見てやってください。
有難うございました。
今後とも公庄工房をよろしくお願いします。
お客様からの返信内容
公庄様
本日確かに黒留袖と訪問着を受け取りました。
「母から結婚する時に『留袖は着る時が来たら買いなさい』と通帳を渡されていました。
この3月に留袖を購入しようと母と百貨店に行きましたが、いいなぁと思った着物は手の届く値段ではありませんでした。
そこで母が自分は色留袖を着るからと譲ってくれたのはいいのですが、とても地味で華やかさに欠けていました。
30年以上前の留袖なので仕方ないと思っていましたが、『金駒刺繍 金彩 京都』と検索して、公庄工房さんと巡り会って本当に良かったです。
電話をして京都まで留袖を持参しますと、とても親切丁寧にご説明くださり、この方ならと安心して留袖をお任せしようと思いました。
金駒刺繍や金彩を上品に加えてくださり、母から譲り受けた古い黒留袖が見違えるような着物になりました。
大変嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、またお願いすることもあるかと思いますので、こちらこそよろしくお願いいたします。
HPに掲載していただいて結構です。
最後になりましたが、ご子息のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
お世話になり、本当にありがとうございました。
● 工程(留め袖)
1、解き、羽縫い
2、洗い
3、シミ、汚れ落とし
4、湯のし
5、金彩
6、金駒刺繍
7、仕立て直し
● 工程(訪問着)
1、袖部分解き
2、シミ、汚れ落とし
3、袖仕立て直し
4、プレス仕上げ