参考価格 84,000円
表の模様と八掛とを比べていただきますと変わり具合がよくわかります。
着物リフォーム問診表からのお問い合わせ
お問い合わせ内容は以下の通りです。
◇A-1.ご希望をお聞かせください。 (いくつでも)
若い頃に作った着物を今着られるものにしたい
◇A-2.(A-1でその他を選んだ方) ご希望をなるべく詳細にお聞かせ下さい。
30年ほど前に作った留袖ですが、今度、9月に息子が結婚することになり、今のままでは、新郎の母として着るには若すぎると思いますので、色合いを落ち着いた上品な色合いにリフォームできるものかと思っております。帯が銀色なので銀彩とかで雰囲気を変えれるといいかと思うのですが。
◇B.今回のお着物のご購入入手時期、または作成時期
昭和53年頃、34年前
◇C-1.着られる方の年齢 (選択してください)
五十代
◇C-2.(C-1でその他を選んだ方) 内容をなるべく詳細にお聞かせ下さい。
◇D.ご質問・ご要望がございましたらお聞かせください。
9月の結婚式に間に合うでしょうか?
返信内容
K 様
メール有難うございます。
御子息様のご結婚おめでとうございます。
留袖は仕上げ方法によってかなり雰囲気を変えることができます。
公庄工房では腕の確かな職人の方にお願いしますので見違えるようにできると思います。
私たち職人は長年の経験でいい着物に仕上げる方法が分かります。
模様を拝見していませんので確実ではありませんが十万円以内でできるでしょう。
また、帯の写真をメールに添付しお送りください。
撮影は夜蛍光灯のもとでは避けてください。
正確な色の配色が写せません。
できるだけカメラを帯に近付けて写してください。
帯に合わせて仕上げ方を検討します。
九月の結婚式には十分間に合わせることができます。
よろしければ留袖を小さく畳んでお送り下さい。
運送会社には丈夫な袋が用意されています。
それをご利用ください。
よろしくお願いします。
納品時のメール内容
K 様
この度は公庄工房をご利用くださり有難うございます。
お預かりしています黒留袖直し出来上がりました。
御子息様のご結婚に際し、派手になった留袖を落ち着いた色合いにし、全体を上品な感じに仕上げてほしいとのご注文でした。
御注文にお答えできたと思います。
金彩→地色染め直し→プレス
この工程をたどり八万円になります。
消費税を加えまして八万四千円になりました。
八掛の模様には手を付けておりません。
表の模様と八掛とを比べていただきますと変わり具合がよくわかります。
模様の中の派手な色には一つずつ金彩、銀彩を加え抑えました。
また裾の流水にも銀彩を加え柔らかくしました。
これでどこへ着ていっていただいても恥ずかしくない留袖に仕上がっています。
この留袖を私のHP「京友禅公庄工房」への掲載のお許しをお願いします。
留袖は金彩仕上げを加えますと見違えるように仕上げることが出来ます。
多くの方に見ていただきますと違いを実感していただけると思います。
現在京都の着物職人は仕事が少なく困っています。
少しでも仕事を確保し、着ものつくりの技を残してゆきたいと思っています。
よろしくお願いします。
有難うございました。
今後とも公庄工房をよろしくお願いします。
お客様からの返信内容
週末から、県外に出かけて留守になり連絡遅くなりましたが、確かに、留袖届きました。
連絡遅くなり申し訳なかったです。
連絡頂いていた通り、金彩、銀彩で色合いがやさしく落ち着いた感じに仕上がり、とても気に入っております。
これからも大切に着ていこうと思っております。
ホームページへの掲載はして頂いてかまいません。
早々に仕上げて頂き有り難うございました。
● 工程
1、金彩
2、地色染め直し
3、プレス