色留袖仕立て直し、夏帯手洗い仕上げ
地色の剥げ、焼けていた部分は地色補正してあります。金彩仕上げを加え少しグレードを上げました。ファンデーションもきれいに落としてあります。 身丈につきましてはこのままでも大丈夫のようですのでそのままです。 夏帯は手洗いをして汚れを落としました。
手洗い仕上げは、シミカビ落としの職人さんが仕事机の上で一着ずつ道具を使って洗います。シミ、汚れによっては薬品も使いきれいに落としてゆきます。古い汚れの場合には落とせない場合もあります。
お客様からのご依頼
[A-1.ご希望をお聞かせください。(いくつでも)]
その他(※A-2の項目にお答えください)
[A-2.(A-1でその他を選んだ方)ご希望をなるべく詳細にお聞かせ下さい。]
叔母から色留袖を頂きました、左の襟元の他汚れがあります。そのまま染み抜きでお願いするか、染め直して頂くか、ご相談です。
[B.今回のお着物のご購入入手時期、または作成時期]
多分三十年以上前
[C-1.着られる方の年齢(選択してください)]
六十代
返信内容
I 様
お問い合わせいつも有難うございます。
シミ、汚れは落とせる可能性があります。
染め直して新しい色留とするか拝見し考えてみたいと思います。
どちらにしても金彩を加えますと良い留袖に仕上げることが出来ると思います。
染め直しますと9万5千円位かかると思います。
現在の寸法はあっているのでしょうか?
宜しければ小さく畳んでお送りください。
拝見しお見積もりさせていただきます。
よろしくお願いします。
納品時のメール内容
I 様
いつも公庄工房をご利用くださり有難うございます。
お預かりしています色留袖直し、夏袋帯手洗い仕上げ出来上がりました。
色留袖
金彩―地色補正、手洗い―プレス仕上げ
この工程をたどりまして3万5千円になります。
袋帯
シミ、汚れ落とし、手洗い―柔軟加工―プレス仕上げ
この工程をたどりまして1万7千円になります。
合計金額(消費税を含みます)5万2千円になりました。
留袖は金彩がかなりはがれていましたので修正しやり直しました。
地色の剥げ、焼けていた部分は色補正してあります。
身丈につきましてはこのままでも大丈夫のようですのでそのままです。
夏帯は手洗いをして汚れを落としました。
柔軟加工をしてありますので締めやすくなっていると思います。
この帯と留袖も私のHP京友禅公庄工房に掲載のお許しをお願いします。
有難うございました。
今後とも公庄工房をよろしくお願いします。
お客様からの返信内容
色留袖、夏帯とどきました。
留袖の気になっていた上前のしみやファンデーションの汚れはスッキリ取れています。
ただ下前の模様の中に有るシミは取れないのでしょうか?
夏帯は見つけた時はとても汚れていて着る気になれなかったものです。
随分綺麗で、柔らかくなりました。これで着る事ができます。
夏の訪問着や色無地に合わせます。
小紋では格がちがうのでだめですかね。
勿論HPご掲載下さい。
お客様とのやりとり
I 様
いつも有難うございます。
下前の模様の中のしみにつきましては気が付いておりません。
ご面倒をおかけしますが着払いでお送りください。
よく確認し検討します。(たぶん落とせると思います)
よろしくお願いします。
● 工程(色留袖)
1、金彩
2、地色補正、手洗い
3、プレス仕上げ
● 工程(袋帯)
1、シミ、汚れ落とし、手洗い
2、柔軟加工
3、プレス仕上げ